佐渡さんの定期の練習2日めが終わった。
ラフマニノフの交響曲2番
以前に一度演奏したことがあったらしいが、
全く覚えていません😓
メロディーが本当に美しくて
弾きながらドキドキしてしまうほど。
大学のときに
吉永小百合さん主演の
映画「外科室」を見に行って、エンディングに流れていたのが
ラフマニノフのチェロソナタの3楽章
あまりの美しさに魅了され、それからしばらく毎日聞いていた。
ヨーヨーマが好きになったのもその影響かな。
その大好きなチェロソナタの6年後に作曲されたのがこの交響曲第2番
佐渡さんの曲の作り方は楽譜に忠実というより
音楽の表現に忠実といった感じでしょうか?
フレーズの進め方、ダイナミックスのバランスのとり方
どうしたら音楽の魅力が聴衆に伝わるかを一番に考えている
メロディーを皆で合わせようとすると、どうしてもテンポどうりのメトロノームのような演奏になってしまう。だから、指揮者が揺らすところを指示する。
でもただ自分が強調したいところだけを伸ばしたり早めたりするだけではなんともフラフラした一貫性のない演奏になる。
揺らすことを自分の表現だと誤解する人はここで間違ってしまう。
揺らすにも法則があって、ゆっくりしたい所があればその前後で必ず早く運ぶところを作って
例えば4小節あって、4小節目をゆっくり演奏したければ3小節目でその分テンポを早くして
4小節間でのトータル時間はテンポどうりに弾いたときと同じ寸法にする。
そうすることで曲全体の中でバンランスが保たれる。
佐渡さんはそのへんをとても上手に使って不自然さがない演奏に仕上げる。
それがラフマニノフとよく合っていてラフマニノフと佐渡さんの両方の魅力が出ているなあと思いながら、毎日楽しく演奏できることに喜びを感じています。
いつもこうでありたい・・・なぁ
しかし、演奏するにはテクニック的にも相当難しいので、
ひやひや・楽しい・怖いの感情に翻弄されまくってます。
本番まで気力と体力が持ちますように!
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